2010年6月15日火曜日

自分で作る薬膳


漢方の邱先生から教えてもらった体質に合う材料を探しに中華街へ行きました。漢方薬に使われる素材って普通に意外と買えてしまうのが中国ですが、知識が無いとなかなか手が出せないもの。今回は食べた方がいいと言われた材料を中心に中華街で探してみて、薬膳スープや薬膳粥を作ってみようと思います。
さて、最初に入ってみたのが中華街の中では割とすっきりしたレイアウトの萬福臨という食材屋でした。南門シルクロードの一番端のお店です。価格は他に比べて同等か少し安いといういったところでしたので、たくさん買ってみました。クコの実、陳皮(これはお茶でも料理でも使えそうです。)それに緑豆(これはタイ産でした、薬膳粥に使えそうです。)。それと薬膳では無いですが、ピータンと今流行の食べるラー油。ラー油は中華街でも売れ筋みたいで、店頭に置いてあるお店が多かったです。
それから、天長門をくぐった通りに入り、左側にある細長い隆記というお店に入りました。手前には売れ筋なのか山査子やクコの実なんかが置いてあるのですが、中に入るといかにも漢方の素材っぽいものが小分けして並んでます。今までこの辺りにはちょっと近づけない雰囲気だったのですが思い切ってみてみてると、当帰片や、ニッキ、人参を見つけました。値段も一袋200円〜500円と意外と失敗しても痛くない範囲です。人参だけは小袋と言ってもそれなりの30本程度の細いものが束になっており、これは1500円と少し高めでした。棗もここには粒の大きさが選べるので、大粒のものを買いました。と、だんだん揃って来たところで後は、ピーナツや仙草ゼリーなんかを道ばたのお店でちょこちょこ買い、かなりの量を持って帰りました。

まず薬膳粥にトライです。前の晩に一晩つけておいた緑豆、黒豆、蓮の実に加えて、さっと洗った糯米、ピーナツ、棗を入れて40分コトコト煮込みます。学生の時に中国へ公費留学を1年していたとき、友人の香港の親戚の家へ1週間程お世話になったことがありました。そのとき毎朝食べていたのが甘くて冷えた豆粥。最初はその甘さにびっくりしましたが、意外と病み付きに。それ以来なんとなくどこかでその味を求めていたのですが自分で挑戦するのは初めて。今日は蓮の実に黒豆と棗を入れて、薬膳風にしてみます。
ただあそこまで甘くしてしまう勇気は無いので、甘さは軽めにしました。氷を少しいれながらぜんざい風にしても楽しめましたよ。

お次はかなりドキドキですが、薬膳スープです。当帰は産前産後の調子を整えるのにかかせない漢方で、人参は特に私のような虚血タイプにはいいそうです。ニッキは胃の調子を整えます。棗とクコの実は結構定番の材料だと思われるので、それぞれ洗ってスープに放り込んで行きました。それと鶏の骨付きもも肉を6本。青ネギと皮付きショウガも臭み消しの意味で入れます。かなりおおざっぱですが煮込むこと2時間。かなりそれらしい味が出ており、かなり効きそうな深みのある味に仕上がってました。塩と醤油で味を整えてなんとか薬膳スープの完成です。旦那さんにも食べてもらいましたが、美味しいというより家で薬膳というカルチャーショックが好評だったみたいです。
ちょっと自信がついたので、留学する前にこれを食べて体力付けて行こう。

0 件のコメント:

コメントを投稿