2010年6月9日水曜日
漢方薬で体調を整える
日経にも最近コメントを載せていたり、雑誌にもよく連載などを載せている邱紅梅先生に会ってきました。目黒の駅から徒歩10分ぐらいの桑楡堂薬局というところでカウンセリングをじっくりやって頂けます。実は胃腸が元々弱い体質なのですが、妊娠してつわりの時期から時に安定期に入ってもまだ胃酸が出易かったり、ムカムカしたりすることがあります。妊娠中は体の各箇所の筋肉が緩むので、胃の入り口の筋肉も緩み、胃酸が食道へ逆流し易いという症状に悩まされることがあります。逆流性食道炎というらしいです。
桑楡堂薬局はこじんまりとしてすっきりした造りの薬局でした。入ってすぐに大きなテーブルがあり、そこで待っている間はクコの実のお茶等を出してくれます。女性の不具合や健康に関する本がたくさんおいてあり、事由に閲覧できます。奥に調薬室があり、その横に先生が患者さんと相談するスペース。邱先生は小柄な女医さんで、患者さんが納得の行くまで説明をしてくださいます。現在悩んでいる症状を聞かれ、その次に舌を見せてくださいと言って、舌を長く突き出して見せます。ふんふん、それでもう先生の中では結論が出たようでした。症状、血色を見て患者さんのタイプを分別し、最後に舌を見て舌の状況からタイプの決定を行うというのが最初の診察の流れのようです。私の場合は気虚というタイプで血の巡りが全般に低めで胃腸障害等を発症し易いタイプだとのことでした。胃腸の不快症状を治すのは対処療法で治せるのですが、根本の原因である血の巡り等を良くしていくこと治療をしていった方が良いでしょうとのことでした。特に妊娠中は通常よりも栄養をが必要であり、普段よりも内蔵の働き等も良くないと子宮の圧迫による不具合がさらに出易くなってしまいます。そこで、私の場合は平胃散という胃腸の薬に、山査子、麦芽、神曲(シソ)の三種類を足して血流を良くして行くという処方を出して頂きました。朝晩2回。それ以外に胃酸の不具合に安中散という薬も念のため処方してもらいました。1日500円程度の出費にはなってしまいますが、長期的に体の不調を治していく、また短期的な不具合を妊娠中でも安全な処方が出来るのはやはり漢方ならではでしょうか。
最近では漢方を処方する病院も多くなっているようで、結構耳にする言葉になってきましたが、当帰という漢方薬が特に妊娠中の栄養補給や産後の体力回復、養生に良いそうです。体力は一日で出来るものでもないでしょうから、特に高齢出産でもあるので、体力をキープすることを第一に考えないと行けないんだなと考えを改められる一日でした。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿